分娩について
どうか安心して当クリニックにおけるソフロロジー式分娩法でお産にのぞんでください。
さあもう直ぐ可愛い赤ちゃんに会えますよ。
ソフロロジー式分娩法とは
ソフロロジーは1960年にスペインの精神科医、アルフォンソ・カイセド博士が意識の段階を研究する事によって提唱した、精神の安定と調和を得るための学問です。 産科領域では1972年にフランスのジャンヌ・クレフ博士がはじめて分娩法にソフロロジーを取り入れました。
日本には1987年に熊本の松永昭博士によって導入され、同博士により研究、改良を重ねられ、分娩まで麻酔をしなくても、充分に陣痛を緩和出来るようになり、さらに優れた分娩法へと進化しました。
大きな特徴としては、ソフロロジー式分娩法では、妊娠中よりお腹の我が子に話しかけ、胎児への愛情をイメージにより育むことによって「母性愛」を確立していきます。つまり生む前から皆さんは赤ちゃんのお母さんとなっていけます。そして育まれた母性を分娩に向かって陣痛を乗り切るエネルギーへと切り替えていきます。
またソフロロジー式分娩法の最終目的は単に陣痛の痛みを軽減させることだけではなく、妊娠中から高めた母性愛をこれからの育児というステップへ踏み出す大きな力となしていきます。
ソフロロジー式分娩法の魅力
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リラックスしながら出産できる
ソフロロジー分娩では、息を止めないでゆっくり吐きながら自然体でいきむので、母体の緊張もほぐれて筋肉も和らぎ体も心もリラックスできます。
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赤ちゃんが酸素を充分にもらって、元気に生まれてくる
赤ちゃんにも充分に酸素が行き渡り、母体を傷つけず子宮収縮に合わせてゆっくり産道を通り、外に出てきてくれます。
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体力を温存しながら出産できる
出産は基本的に長時間かかります。数時間~十数時間を痛みに耐えながら過ごすのと、痛みを和らげた状態で過ごすのでは、体力の消耗が全く違ってきます。
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楽しみながら育児ができる
ソフロロジー式分娩をしたお母さんはそれを楽しみに待っていたわけですから、気持ちが限りなく前向きな状態です。
そのため、産後マタニティーブルーになりにくく、母乳育児に入りやすいという大きなメリットもあります。 -
育児だけでなく、ものの考え方に対して前向きになる
仮にさまざまな要因であらかじめ自然なお産ではなく帝王切開が決まっている場合であっても、ソフロロジー式分娩で得られたポジティブシンキングで現実を受け入れ、それを乗り越えてくる赤ちゃんを限りなく愛しく思えることでしょう。
ご家族の立ち合いについて
すばらしい瞬間にぜひ立ち合ってください。
基本的には立ち合い分娩可能です。感動的な場面を是非ご家族で共有なさってください。但し、コロナなど感染症流行期は申し訳ありませんが立ち合いを制限しております。