MEDICAL GUIDE 診療のご案内

産科

妊娠から出産まで長いようで短く、短いようで長いマタニティライフ。

色んな不安もあるかと思いますが赤ちゃんを胸に抱いた時のことを夢見て明るく前向きに暮らしていきましょう。どのような出産をしたいかご自分なりに考えて一緒にその喜びの瞬間を迎えましょう。スタッフ一同、精一杯サポートさせていただきます。基本的には立ち合い分娩も許可しています。
(コロナ等感染症の流行期を除く)

妊婦検診

お母さんの健康状態、赤ちゃんの発育を把握するために
とても重要な検診です。

妊婦検診では主に胎児の発育状態と母体の健康状態を診ていきます。腹部エコーによる胎児計測、経腟エコーによる胎盤や頸管長のチェック、時には4Dエコーでお顔を見たりします。お母さんの方は妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の予防と早期発見の為に血圧計測、体重計測、検尿など、又、貧血や感染症チェックの為に血液検査もあります。
母児共に健康で安全な出産の為にとても大切な検診になりますので定められた時期に必ず妊婦検診を受けられることをお薦めします。

超音波検査(2D、4D、経腟)

主に胎児計測は2Dエコーで見ます。妊娠初期は胎芽の大きさ、児心拍の確認。4か月以降は頭の大横径、腹囲、大腿骨長などを測って発育状態を見ていきます。時々、4Dエコーで胎児の動きやお顔などをリアルタイムで立体的に見ます。(4Dエコーはその時のお顔の向きで見えないこともあります)経腟エコーでは胎盤の位置確認、子宮頸管長測定などを行います。

帝王切開

より安全な帝王切開を目指して!

経腟分娩を目指していたけど胎児機能不全や分娩停止(分娩が途中から進まない)となった場合、また骨盤位や前回帝王切開の場合は帝王切開が必要になります。麻酔は麻酔専門医が担当します。当院では毎週木曜日を手術日としています。

木曜日以外の日に帝王切開が必要になった場合は連携病院(NHO佐賀病院、好生館、佐賀大学病院など)に紹介させていただきます。

流産手術

安全な流産手術を!

残念ながら途中で胎嚢、胎芽の発育が止まってしまった稽留流産、また出血が多量になってきた進行流産などの場合は流産手術が必要となります。基本的には麻酔科がいる日(木曜日)に手術を計画しますが、進行流産で出血多量の時は緊急で手術を行う場合もあります。手術は日帰りで出来ますが安静入院を希望される方は一泊することも出来ます。子宮を傷つけないように吸引法で行います。

人工妊娠中絶手術

安全な人工妊娠中絶術について

予期せぬ妊娠をされた方、大変悩まれていることかと思います。でも色んな事情でどうしても産めない方にお伝えしたいことは女性には最終的に産む産まないを決める権利があるということです(リプロダクティブヘルス・ライツ)。現状ではもちろん結婚されている方は配偶者の同意、独身の方はパートナーの方の同意が必要です。よくご相談されて、最後はご自分の意志で決めてください。そして大切なことは繰り返さないことです。今後はピルかリングなどの女性主体の避妊をお考えください。

当院では12週未満までの初期中絶を行っています。麻酔は麻酔専門医が行いますので手術日は木曜日になります。予め一度外来を受診してください。
中絶が可能なタイミング

中絶手術が可能な時期は母体保護法によって「妊娠22週未満」と定められているため、
妊娠21週6日までにしか行うことができません。
※但し、当院では12週未満の初期中絶しか行ってません。

避妊指導

避妊の基本は “Every Child a Wanted Child”

妊娠するのは誰か?それは女性ということを考えるとやはりピルやリングなど女性主体の避妊が理想的と考えます。もちろんコンドームも正しく使えば一つの避妊法ではありますが男性まかせで実際は失敗して妊娠してしまうこともあります。女性には妊娠するしない、いつ産む、何人産む、妊娠した時に産む、産まないを決める権利(リプロダクティブヘルス・ライツ)があります。全ての子どもが望まれて生まれてくる(“Every child a wanted child”)ように、女性の方の明るい未来のために是非、女性主体の避妊法をお薦めします。

診療費・出産費用

妊娠、出産に関する診療費は通常自費扱いですが、今は国やお住まいの市町村からの助成制度により自己負担はかなり少なくなっています。
お住まいの市町村へ妊娠の届出を出すと母子手帳と妊婦検診の補助券(14枚)が交付されます。その券を使用して妊婦検診を受けてもらいますので、支払う診療費はかなり少なくて済みます。ただし県外からの里帰りをされる方はその制度が利用できない場合もありますのでお住まいの市町村に確認してください。

産科医療保障制度について

当院は産科医療保障制度の加入機関です。
お産の現場では、予期せぬ出来事が起こってしまうことがあります。「産科医療補償制度」は、お産をした時になんらかの理由で重度の障害を抱えた赤ちゃんとそのご家族のことを考えた新しい仕組みです。 詳しくはスタッフへお尋ねください。

出産費用について

出産費用に関しましても、各種公的健康保険に加入されていましたら出産一時金(50万円)が支給されます。直接支払い制度の利用によりその一時金を直接出産費用に当てることが出来ますので退院時に窓口ではその差額分をお支払いいただくことになります。 手術などにより医療費が高額になる場合でも限度額認定証の利用が出来ます。

経腟分娩
(分娩当日を入れて6日間)
約55万円
※出産育児一時金直接支払い制度を利用した場合、窓口での支払いは5万円くらい
帝王切開
(手術当日を入れて7日間)
約55万円
(限度額適応認定証の区分によって異なります)
※出産育児一時金直接支払い制度を利用した場合、窓口での支払いは約5万円くらい。
但し、限度額適応認定が受けられない方もいます。
時間外・休日・深夜加算について 深夜加算(22時~6時)1万5千円
時間外加算(6時~8時、18時~22時)1万円
休日(日・祭日、当院が定めた休診日)1万円
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